先日メディア関係のお客様に取材を頂いている中でこのようなご質問をいただきました。
「生ウニがあれば、汐うにはいらないのではないでしょうか?」
話の流れから純粋な好奇心からいただいたご質問でもありましたので少し考え、お答えさせていただきました。
まず、御質問いただいた先方様の背景としまして、越前仕立て汐うにという品に触れるのは初めてのことでした。
これまで「ウニ」といえば生ウニを食べてこられていて、大変品質の良い生ウニを召し上がられたこともあり、鮮度の良い状態の美味しいウニに塩を振ってわざわざ加工品にする理由を聞かれているものでした。
そこで以下のように代々、汐うにを扱う天たつの11代目としての想いを語らせていただきました。
「天たつでは200年以上前から越前福井で商売をさせていただいております。
その過程で、ときの福井藩主松平治好様の命により、日本三大珍味の一つとも言われる越前仕立て汐うにを天たつ3代目天野五兵衛が開発し、福井の漁師、海女さんたちに製法を伝え、以来200年間福井の食文化として根付き食べられてきました。
もちろん好きずきはあるかと思いますが、汐うにに仕上げますと生ウニとは旨味も香りもまったく別物に変わります。
食べ方もそうです。
生うにの場合、ご飯にどさっと載せてウニ丼として食べたりしますが、汐うにの場合はちびちびと摘まみながらお酒をお召し上がりいただいたり、ご飯にのせるにしても小指の先ほどを載せ、箸で伸ばしながらお召し上がりいただいたり、と使い方も違います。
一つの食材から無限の魅力を見つけ出すことが日本人が昔から持っている素晴らしさであり、この多様性こそが食の魅力なのだと思います。
そして、なによりこの汐うにのストーリーをとおして、福井の歴史や魅力を伝えることができます。
これは何百年も福井で食べられている汐うにでしかなし得ない魅力です。」
この説明でお客様にはご満足をいただくことができましたが、私自身まだまだモノの魅力を伝えることができきれていないと反省する部分でもありました。
今後益々精進し、日本福井の食である越前仕立て汐うにをたくさんの方にお伝えし、もっともっと喜んでいただける食にしていきたいと強く思います。
2017年明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様にご愛顧をいただき、本当にありがとうございました。
天たつは新年の商品出荷を開始いたしました。
2017年も皆様のご厚情を頂けますようどうぞよろしくお願いいたします。
年始のご挨拶の手土産に、御年賀のギフトとしても人気の詰合せをご紹介させていただきます。
*********************
【汐うに・もみわかめ詰合せ(化粧箱入り越前手すき和紙包装)】
越前仕立て汐うに44g桐箱入り、天然もみわかめ40g瓶入り 10,800円(税込)
越前仕立て汐うに26g塗物入り、もみわかめ20g紙缶入り 5,960円(税込)
**************************************
日本三大珍味の一つと言われ、天たつが200年前から守り伝える福井のウニの一品、「越前仕立て汐うに」と、福井の伝統的なわかめフリカケ「もみわかめ」の詰合せです。
お酒のつまみにも、ご飯にもお使いいただける詰合せになりますので皆様に喜ばれることと思います。天たつで一番売れ筋の詰合せになります。
保管は冷蔵庫となりますが、常温で1,2日ほどお持ち歩き頂くこともできてお手土産にも使いやすいかと思います。
直接先様のご自宅にお送りになられるギフトでしたらこちらもおすすめです。
**********************************
【小鯛ささ漬・甘えび昆布〆・平目昆布〆 詰合せ(化粧箱入り越前手すき和紙包装)】
小鯛ささ漬80g・甘えび昆布〆8尾・平目昆布〆50g 各1個小樽入り 4,860円(税込)
***********************************
冷凍でのお送り、お渡しになりますが、直接先様にお送りになられる、もしくは近距離のお手土産にお使い頂くのであればお勧めの詰合せです。
福井の名産甘酢漬けお刺身「小鯛ささ漬」、日本海で取れた天然ヒラメのお刺身に昆布の旨味を染み込ませた「平目昆布〆」、福井の天然甘えびを殻剥きし、昆布の旨味を染み込ませた「甘えび昆布〆」の詰合せです。
解凍し、蓋を開けたらそのまますぐに食べられる手軽さと海鮮の豊かな旨さが特徴で人気を頂いている詰合せ商品です。
御年賀のお熨斗、それ以外の内祝いや御礼のお熨斗、名入れの有無などどのようなお熨斗もご対応いたします。
もしお熨斗で迷われましたら天たつ片町本店(0776-22-1679)までお問い合わせを頂けたらと思います。
皆様の季節のご挨拶、ビジネスのご挨拶ががより良いものになりますよう、天たつの商品でお手伝いをさせて頂けたら嬉しく思います。
本年もご愛顧頂けますこと心よりお願い申し上げます。
株式会社天たつ
代表取締役社長
天野準一
天たつは2016年年末のお送りを12月28日水曜日まで承っております。
現在年末年始のご注文を頂いているのですが、近日多くなってきましたのが越前仕立て汐うにのご注文。
本当にありがたいです。
天たつが二百年前から守り伝える製法「塩蔵法」にて仕込む、日本三大珍味の一つと言われる越前仕立て汐うには、天たつが一番お勧めしたい一品です。
ご自宅でのお酒のつまみとして、またご飯のお供に、お酒のシメのお茶づけやおにぎりに入れても美味しい汐うに。
この越前仕立て汐うにはバフンウニと塩だけで作ります。
殻を割って、塩水でよく洗い、生ウニの部分に塩をふりかけて、水分を抜き凝縮熟成させます。
全て手作りでつくるのですが、1個のバフンウニから汐うには1グラムしか作ることができません。手間を掛けて、少しだけしか作れない越前仕立て汐うに。
それだけ濃厚な旨味と甘味があります。
贈り物などにもお使いいただくことが多く、お越しいただきましたご友人、ご親戚へのお持たせのお土産として、自宅地域外の学校にいかれているお子様、就職をされたお子様の下宿先の方々、学校の先生、お世話になっている皆様へのお手土産としても、常温で2,3日程お持ち歩きいただけて荷物としてもかさばらず価値もわかっていただける逸品として、お喜びいただけるのではないかと思います。
2016年の年末のお酒の席に、また2017年のお祝いの席のおつまみ、お土産物として、天たつの越前仕立て汐うにをご利用頂けたら嬉しく思います。
晋遊舎様より発刊されます情報誌「手みやげ&お取り寄せ大全 美味くて良いものベストセレクション297」の企画「宮内庁ゆかり 伝統の手みやげ」にて全国で1番のおすすめ商品として天たつの越前仕立て汐うにをご紹介頂きました。
天たつの越前仕立て汐うには江戸時代の頃より福井藩主松平家のお殿様が使われる贈り物として徳川将軍家、日本中の大名家、宮家へ贈られておりました。
昭和のはじめころには、植樹祭で福井にお越しいただいた昭和天皇陛下にお召し上がり頂き、以来宮内庁、福井県庁を通してお買上げ、ご献上をさせていただいておりました。
私(11代目 天野準一)の祖父が昭和天皇陛下に汐うにを差し上げる際、汐うにを桐箱に詰めるときも大変厳重に作業を行ったと聞いております。
今でも汐うにを桐箱等容器に詰める際には原料であるバフンウニのカラの破片(食べても害は無いです)を一つ一つ取り除いております。
バフンウニは小さく、カラを割るときにどうしても細かな破片が入ってしまいます。
昭和天皇陛下に差し上げる歳、当時の天たつ9代目当主天野吉利は越前仕立て汐雲丹にカラなど余計な物が入っていないようにするため、ガラス板の上に汐うにを薄く伸ばし、下から光を当てながら細かなバフンウニのカラの破片などを箸で取り除き、また桐箱に詰めて造ったそうです。
流石にいまはガラスの板の上に伸ばしてはいないですが、バフンウニのからなどは一つ一つ丁寧に取り除いております。
当時の思いが今も引き継がれております。
日本三大珍味の一つとして200年前より守り伝える越前仕立て汐うには、お召し上がり頂く皆様に喜んでいただけるよう少しづつ造りを改善しながら今に至ります。
まさに、お客様皆様に育てていただいた商品です。
これからも天たつの汐うにご愛顧を頂けますよう、そしてこれからも育てて頂きますよう心よりお願い申し上げます。
天たつの限定ウニ「粒うに」は、一年間で越前仕立て汐うにが新物になる8月の初旬から末頃まで、約20日間だけ販売をしています。
バフンウニを薄塩で仕込み、つぶつぶのバフンウニの形のままお客様へおとどけする特別な汐うに。
特別な理由は2つあります。
1つは塩が薄いこと。
通常販売しています汐うにも年を重ねる中で少しづつ塩を薄くしてきておりますが、この粒うにはさらに塩を薄く仕上げてあります。
塩を薄くすると日持ちが短くなるのですが、その分バフンウニの甘味がはっきりと出てきます。
2つ目は粒のままの形です。
通常天たつの汐うにはペースト状に練り込んだものを容器に詰めて、お客様にお渡しさせていただいております。
元々の粒粒の、ウニの形のままにしますとどうしても空気に触れる面積が多くなるため味の変化が早くなります。
ただ、このウニのつぶつぶの形を残しますと独特のねっちりとした食感が残ります。
練りうにの越前仕立て汐うには口の中で舐めながら溶けていくような食感となりますが、この粒うには口の中で噛みますとねっちりと歯の裏や上顎の裏など、口の中にくっついてくるような食感。
非常に雲丹の濃厚さを堪能いただけます。
上記の理由の通り、日持ちもあまりせず常温でのお持ち歩きにも適しておりません。
そういうことも有りこのとれたての時期だけ販売をさせていただいている次第です。
その味はと言いますと、磯の香りは大変芳醇で、新物特有の爽やかさを感じます。
それでいて、口の中に入れますと旨味濃厚。
塩気も薄目のため甘味も大変感じられ、ウニの甘味、旨味が凝縮した味をご堪能頂けます。
お召し上がり方はお酒のつまみ、またはご飯にのせて食べていただくのがお薦めです。
お酒もご飯もススム、ススム。
保管は冷蔵庫で10日間は持ちますので、お盆の時期のご来客などにお使いいただけるかと思います。
この時期だけの特別なウニ、「粒うに」をご家族ご友人の集まる席などでおつかいただけたら幸いでございます。
天たつで今月、8月1日から販売開始となりました新物越前仕立て汐うにの販売会を8月3日~9日まで大阪なんば高島屋様にて、8月10日~16日まで東京日本橋高島屋様にて開催いたしますので、ご案内させていただきます(^^)
お近くお寄りの際は、ぜひご来店いただきこの時期だけの磯の香り濃い新物汐うにをご賞味いただけたらと思います。
**************************************
大阪高島屋様 天たつ 新物汐うに販売会
場所 : なんば高島屋 地下1階 味百選売り場
期間 : 2016年8月3日 から 8月9日
時間 : 10時 から 20時
商品 :
新物越前仕立て汐うに
粉うに
干うに
雲丹塩
へしこ酒あらい
甘えび昆布〆
平目昆布〆
冷漬け(冷やしダシ茶漬けの素)各種
カニ身入り蟹味噌
もみわかめ
雲丹豆
うにぴーなっつ
**************************************
*************************************
日本橋高島屋様 天たつ 新物汐うに販売会
場所 : 東京日本橋高島屋 地下1階 催し場
期間 : 2016年8月10日 から 8月16日
時間 : 10時30分 から 19時30分
商品 :
新物越前仕立て汐うに
粉うに
干うに
へしこ酒あらい
甘えび昆布
カニ身入り蟹味噌
もみわかめ
雲丹豆
うにぴーなっつ
**************************************
皆様のご来場心よりお待ちいたしております。
2016年も天たつ片町本店、天たつ福井駅プリズム福井店、天たつWeb店にて国産新物粒うに、国産新物汐うにの販売を本日8月1日より開始いたしました。
磯の香りの濃いこの新物の時期にぜひお求めいただけたらと思います。
これからお盆に人が集まる時期のお酒の摘みに、また手土産としてお使いいただいても季節の物ということでお喜びいただけるのではないでしょうか。
「粒うに」と「汐うに」の違いは何かといいますと、「塩の加減」と「形状」です。
汐うにとはバフンウニの卵巣に塩をふりかけ、水分を抜いて凝縮させ、それを練りあげて作る練りウニです。
濃厚な磯の香りと口の中で溶けるような食感が美味です。
対しまして粒うには汐雲丹よりさらに塩を薄くふりかけ、練りこまずウニのつぶつぶの形を残したままご提供している、夏限定(8月の20日間ほどだけの販売です)の汐うにになります。
ウニの甘味と旨味をじっくりと味わえる、そんな一品です。
どちらも磯の香り高く、この時期に是非食べていただきたい天たつおすすめの雲丹。
ぜひご賞味頂けましたら嬉しく思います。
2016年も御中元の時期が参りました。
いつもお世話になっている大切な方に、普段の感謝の気持ちを込めて贈る中元ギフト。
天たつの商品は古くは江戸時代、200年前から福井のお殿様越前松平家より徳川将軍家、宮家、各藩の大名家への贈り物として使われていた歴史もあり、今も贈り物としてお使いいただくお客様が多くいらっしゃいます。
この御中元の時期に例年人気をいただきますのが_越前仕立て汐うに・もみわかめ詰合せ_です。
新たな詰合せを毎年ご提案するのですが毎年1番ご利用いただいており、定番の一品となっております。
中に入りますのは2品。
その1つが天たつの代表商品でも有ります_越前仕立て汐うに_です。
バフンウニと塩だけで作るウニの一品で、生ウニ(バフンウニの卵巣の部分)に塩をふりかけて水分を抜きながら熟成を進めます。
その塩をふりかけたバフンウニを練り込みねっとりとしたペースト状にしたのが越前仕立て汐うに。
日本三大珍味の一つとも言われるその味はたいへん濃厚な旨味と磯の香りをもち、お酒のつまみとして、またご飯にのせてお召し上がりいただくと絶品です。
詰合せに入るもうひと品は_もみわかめ_です。
福井に昔からある海藻ふりかけ。
ごく自然な海の旨味を味わえるフリカケで、まずワカメを海から上げて真水で何度も洗います。
ワカメのシワ等に入っている砂を落とすためと塩を洗い流すため。
ここで手を抜くと食べている時に砂を噛んだり、塩辛いワカメになってしまいます。
よく揉み洗いしたワカメを平らに広げて天日と送風によってカラカラになるまで乾燥し手でもみほぐしてできるのが_もみわかめ_です。
味付けは日本海の海の旨味のみ。
程よい塩気を持ち、海の自然なミネラルの旨味を感じる海藻ふりかけ。
味も香りも、たいへん豊かです。
この二品の詰合せが価格帯によって2つございます。
越前仕立て汐うに桐箱入り47g、天然もみわかめ40gが入り越前手漉き和紙にて包装をしたギフトが10,800円税込み
越前仕立て汐うに塗物容器26g、もみわかめ20gが入り、越前手漉き和にて包装をしたギフトが5,960円税込み
お酒のお好きな方へ、ウニのお好きなご家庭に御中元の贈り物としてご用命頂けましたら幸いでございます。
先日は東京の新宿伊勢丹百貨店様にて父の日にあわせた販売会をさせていただき、多くの皆様にご来場を頂きました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
その時にも、そしてつい昨日も、お客様に越前仕立て汐うにへある「お褒めの言葉」を頂きました。
「越前仕立て汐うには、小さいから良い」
お中元や内祝い、お歳暮などのギフトは大きく見栄えもし手に受け取った時にずっしりと重みのある、物理的に「貰った感のする」商品を使われることが多いかと思います。
例えばビールやお米、お肉、フルーツなどでしょうか。
天たつの越前仕立て汐うには比べますととても小さいものになります。
10,000円の汐うにでも片手に乗るくらいの大きさ。
しかし、これまでいろいろな贈り物をされてきた方々の中には「小さくて、邪魔に思われない、とびっきり美味しい」贈り物を探されている方がいらっしゃるようです。
天たつの越前仕立て汐うにはその中に入れて頂けているようです。
とても嬉しいことに、「小さいから良い」とおっしゃられる方を拝見しますと皆様身なりが上品で、物腰も柔らかく、贈り物をこれまで沢山された本当に厳しい目を持った方ばかりのように感じます。
そういった皆様にご満足いただき、そして贈られた先の皆様にも喜んで頂けていることが大変幸せに思っております。
これからも皆様のご期待に添えますよう益々精進いたします。
御中元のこの時期に、天たつの越前仕立て汐うにをお使いいただけたら大変嬉しく存じます。
先日のことでした。
汐うにを昔からご購入頂いている知人からお父様と汐うにを食べた時のお話をお聞きしました。
少し前に天たつで汐うにをご購入いただき、お父様と一緒にお酒を飲みながら汐うにをつまんでいたそうなのですが、その時のお父様の汐うにの取り方が記憶にある昔と違うことに気づかれたそうです。
昔はお父様が汐うにを買ってきては、箸で豪快にとり食べられていたそうです。
そのころは息子であるその方は遠慮して少しづつ取りながら(多くとったら怒られたともおっしゃっていましたが)食べていたそうです。
しかし、先日その方が買われて一緒に食べていたとき、お父様はお箸の先に少しづつとって食べていたそうです。
そんな話を感慨深げに語られていました。
お父様が昔買われていた時から汐うには高価なものだったかとおもいます。
当時はお父様が一家の大黒柱として家を支えていらっしゃったことが、汐うにの食べ方一つにも出ていたのだと思います。
時が経ち息子であるその方が一家の大黒柱になり、お父様は第一線をひかれている。そのお父様のお気持ちが汐うにの取り方に表れたのではないかと思います。
私も父を持つ、息子である身として、感慨深く聞いておりました。
天たつの越前仕立て汐うには200年位上の長きに渡り、多くの皆様にお召し上がりいただいてきました。
召し上がられた皆様の思い出の中に在る汐うに。
そうしてお使いいただいていることが本当にありがたいです。
天たつの汐うにがお召し上がりいただく皆様と同じ時間を歩み、そして振り返った時に皆様の人生を彩る一つの色になれることは大変嬉しく、光栄に思います。
これからも皆様のいろいろな思い出の一部になり続けられますようしっかりと努めて参る所存でございます。
2016年5月8日の日本経済新聞様に天たつの越前仕立て汐うにを掲載いただきました。
今回の記事では汐うにの成り立ちから現在、そしてこれからの向かう方向について取材いただきました。
汐うには日本三大珍味の一つとして200年ほど前(江戸時代)に天たつの3代目天野五平衛によって考案されて、いらい福井の食文化として地域に根づき沢山の方に食べられてきました。
ただ開発時、江戸時代の頃はすべて年貢(福井藩に納める税)として我々天たつ(当時屋号は天王屋)が浜の人たちから集め、お城に納めていたため一般の人たちの口に入ることはなく、福井藩から徳川将軍家、宮家、各藩の大名家への贈り物として使われていました。
明治の時代(1870年ころ)に入り、天たつが広く小売をはじめて皆様の食卓に並ぶようになったと聞き伝えられております。
日本ではご飯にのせて、また日本酒のつまみとしてちびちびと食べていただいている汐うにですが、海外の皆様に食べていただいたらどうやって食べるのだろう、とずっと考えていました。
昨年2015年5月にイタリアミラノ万博が開催されて、天たつはミラノ万博に出店し初めて海外の皆さんの生の声、汐うにに対してのヨーロッパの皆さんの声を聴くことができ海外へ、世界の皆様に汐うにを食べていただきたい、という思いがドンドンと大きくなっていきました。
ヨーロッパでの汐うにの評価は非常に高いものでした。
食べていただく方10人に7,8人が、
「美味い!」
と嬉しい声をくださいました。
海外へ汐雲丹をご紹介するにはまだまだ乗り越えなければいけない壁があります。
年々減少する原料「バフンウニ」の確保、海外へ輸出するための基準作り、などなど。
海外で汐うにを販売出来たからといって日本国内、もっというと福井で汐うにが食べられなくなっては本末転倒です。
まずは地元、そして日本の皆さんに食べていただきたいので、日本国内でやるべきこともまだまだあります。
私の夢は、世界中の皆さんに汐雲丹を食べてもらい驚き、喜んでいただくこと。
課題を一つずつクリアできるよう益々精進したいと思います。
「天皇ご献上品」
旧福井藩主松平慶永公(春嶽公)から贈られた旧水戸藩家老の香川敬三氏への書簡(明治20年ごろ)に記載されております。
(左の手紙の内容)
秋も涼しくなり益々お清安くことお喜びいたしております。私の旧領地、越前でとれました新しい雲丹を、一昨日天皇陛下(当時明治天皇)に差し上げました。差し上げましたあまりの雲丹ですが五箱お届けいたします。ご領収の上ご賞味下さいますよう、望みます。不具
江戸時代はもとより昭和22年10月、全国巡幸で御来県された昭和天皇にも当店天たつの汐雲丹を献上させていただきました。その後宮内庁よりご依頼を受け、県を通じて数回にわたり皇室までお送りさせていただきました。
_Tribute for Japanese Emperor_
The feudal lord of Fukui ”Shungaku Matsudaira” gave The minister of Mito ”Keizo Kagawa”, “Etizenshitate Shiouni” and a letter.
(The Contents of the letter)
How are you these days?
I gave new Echizenshitate Shiouni this year to the Emperor of Meiji, that was taken in my old territory Echizen Fukui.
I give you 5 boxs of Echizenshitate Shiouni, that were left over from the Emperor.
I want you to receive and eat them.
Our company Tentatsu tributed Echizenshitate Shiouni to Emperor of Showa for visiting Fukui, in october1947.
After that we gave Echizenshitate Shiouni, that was requested by the Imperial Household Agency in Fukui prefecture.
ただいま2015年の年末に向けて増えてまいりました天たつオススメご自宅用のお酒の肴のご注文の中で、現在注文が集中しています人気商品と、その商品の最終ご注文可能日のご案内をさせていただきます。
年末のお酒の肴のご予定はお早めにどうぞ。
【天たつ】汐雲丹・新物コノワタ・昆布〆 お酒の肴人気3品 最終ご注文日のご案内
1 越前仕立て汐雲丹 12月28日まで受注受付予定
2 新物コノワタ竹筒入り 12月28日まで受注受付予定
ただいま皆様から頂いているご注文を見ておりますとギフトは一段落したようで、もっぱら年末年始に向けてのご自宅使い用をご注文頂いております。
その中で多いのが、まず日本三大珍味の一つ「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」。
天たつの定番の逸品です。
次いで多いのが旬の肴「新物コノワタ竹筒入り」
季節のオススメですね。
そして次に人気が「平目昆布〆・甘えび昆布〆」です。
昆布でしめたお刺身はこの時期大変人気です。
越前仕立て汐雲丹はバフンウニと塩だけで作る200年以上天たつが守り伝えてきた極上のウニの一品です。
1個のバフンウニから1gしか作ることのできないそのウニの味は非常に凝縮され、お酒の肴に食べていただくと大変な美味。
ご飯と合わせていただいても美味しい一品です。
食べ方はといいますと、封を開けて箸や爪楊枝で取り、汐雲丹を舐めながらお酒をいただくのが良いかと思います。
食べ残りましたら冷蔵庫に入れて20日間、もっと持たすには冷凍をしていただくのもよく乾燥しなければ半年でも日持ちいたします。
コノワタはなまこの腸の塩辛。
丁寧に手作業で作られるその旨味は絶品です。
一年で一番香りと旨味の濃いこの時期のおすすめの一品で、日本酒と合わせると格別です。
こちらも封を開けてお皿に移し、紐状になったコノワタを箸で取り食べながらお酒をいただくのですが、本当に美味しいものです。ぜひお試しください。
残りましたらラップをかけて冷蔵庫にて7日以内にお召し上がりください。
最後に平目昆布〆、甘えび昆布〆は日本海で取れた平目、甘えびを手作業でさばき昆布で〆た一品。
魚介の甘みと昆布の旨味がよくきいております。
本当に旨味濃いのでお醤油をつけずにわさびだけつけて食べていただくのがオススメ。大変美味です。
木樽に入っており、フタをあけて上にのっている昆布をとり除き平目、甘えびのお刺身にワサビをつけながらそのまま食べていただきます。
ぜひとも美味しいお酒をご用意くださいませ。きっと、お酒が欲しくなります。
どちらの品も天たつがおすすめする逸品のお酒の肴でございます。
ぜひともご家族、ご親戚、ご友人とのすばらしいお酒の席に、美酒とともにおいていただけたらと思います。
Shiouni was eaten by the Royal family and aristocrats.
Our company “Tentatsu” was established in 1804, the first year of Bunka, and it was an exclusive merchant of products here in Echizen, Fukui.
The 3rd generation owner of our company, Gohei Amano, obeyed an order from the feudal load of Fukui, Haruyoshi Matsudaira to produce a preserved food using sea urchins that could be carried by soldiers during the war.
Then Gohei discovered the process of preserving the sea urchins with salt using the “salted method(塩蔵法)”.
Afterward, the method was passed down through the generations and spread along the seashore in Fukui.
The general people could not taste our product Shiouni. They were used as a tribute for the House of Tokugawa, the other feudal load, and the imperial family.
Then, it spread through the feudal lands of the whole country.
The feudal load of Nagasaki, Owari and Fukui’s Karasumi, Konowata and Shiouni respectively were considered Japans 3 major delicacies because they had a special rich taste and were difficult to obtain.
天たつが200年前、江戸時代より大切に守り伝えてきました日本三珍味の一、越前仕立て汐雲丹(しおうに)。
福井藩主松平家より徳川将軍家、他藩大名家への贈り物として使われていた汐雲丹をぜひ大切な方への贈り物にお使いいただけたらと思います。
天たつの越前仕立て汐雲丹は200年ほど前に私共の先祖であり、天たつ三代目当主天野五平衛が時の福井藩主松平治好様に命ぜられ作った品です。
それ以来福井の地に根付き、長きに渡り多くの貴人への贈り物として使われてきました。
越前仕立て汐雲丹はバフンウニと塩だけで作ります。
生ウニに塩をふりかけ、水分を一晩かけて抜きます。
しっかりと水分が抜けたところを練りあげて天たつの汐雲丹は完成いたします。
余計なものは一切入れません。
1個のバフンウニから1gしか作ることのできない汐雲丹。
純粋なバフンウニの濃縮した旨味は本当に極上のものです。
香りをかぎますと磯のかおりがふわりとし、口に入れた瞬間の潮の旨味はまさに峻烈。
口の中で舐めるごとに潮の旨味から今度はウニの甘みが広がっていきます。
お酒を飲まれる方はちょうどこの時に「ぐいっ」とお酒を飲まれると最高です。
また熱々のご飯に載せますと熱と蒸気でトロリととろけてきて、飯がススム、ススム。
ぜひとも皆様に汐雲丹の旨味をお楽しみいただけたらと思います。
古来より貴人へ汐雲丹を贈る際には桐箱に入れておりました。
福井藩主へのお納めにも、福井藩から将軍家、他藩への贈り物にも桐の箱に詰めお贈りしておりました。
ぜひ天たつの越前仕立て汐雲丹を桐箱容器に入れて大切な方へお贈りいただけたらと思います。
皆様の一年の感謝のお気持ちを汐雲丹にのせてお送りさせていただけましたら大変幸せでございます。
ご用命心よりお待ち申し上げております。
大変お待たせいたしましたが、2015年度天たつの新物_国産粒雲丹(つぶうに)_の販売を開始いたします。
例年8月初旬頃に新物国産_粒雲丹(つぶうに)_の販売を開始しているのですが、今年は雨などが重なり販売開始の時期が遅くなってしまいました。
お待たせいたしましたことお詫び申し上げます。
粒雲丹は1年間で8月しか販売をしない天たつの限定品で、通年で販売しています越前仕立て汐雲丹(しおうに)と比べますと塩が薄く、より甘みをお楽しみいただける贅沢なバフンウニの一品です。
そして形状も越前仕立て汐雲丹が練りこんでペースト状になっているのに対して、粒雲丹はバフンウニの生うにの部分(生殖巣)の形をある程度残した形状となっています。
塩気が薄いこと、そして粒粒の形のままであるので空気に触れる面積が大きく越前仕立て汐雲丹に比べていたみやすい、などのため夏の一時期だけ販売し、あとは練りこみ越前仕立て汐雲丹と合わせてしまいます。
粒雲丹は8月のこの時期、天たつ一番のお勧めの品となりますので、ご家族であつまるお酒の席に、また贈り物にお使いいただけましたら嬉しく思います。
2015年も天たつの新物越前仕立て汐雲丹(しおうに)の販売が本日8月3日より開始となります。
毎年福井では7月21日からお盆までの一か月間だけ越前仕立て汐雲丹の原料バフンウニをとっても良く、海女たちが海に潜りバフンウニをとります。
福井の汐雲丹つくりは家族みなでおこないます。
まず朝早くから海に潜りバフンウニをとります。
そして昼前には海から上がり、バフンウニの殻を割って中の生ウニの部分_生殖巣せいしょくそう_を取り出します。
殻を割る道具はナタとまな板を1つにしたような独特の道具を使い、身を傷つけないように丁寧に殻を割ります。
割ったそばから別の人が生うにの部分を小さいスプーンのようなもので取り出し集めます。
昔から取り出した生ウニは大きなあわびの貝殻に集めます。
最近はプラスチック製のざるに集める方も多いですが、今でも伝統的なあわびの貝殻に集める方は多くいます。
あわびの貝殻をなぜ使うのかといいますと、あわびの貝殻には穴があいており、ウニの水気を切るのにちょうどよい器になるためでした。昔からの海女漁師の知恵です。
次の作業は塩ふりです。
雲丹ゴザと呼ばれる手幅いっぱいくらいの目の粗い小さなゴザの上に塩を均等に敷いて、生うにを並べ、その上からさらに塩をふりかけます。
こうして一晩浜風に当てて熟成をさせながら水分を抜き、樽に抑え込みながら練り上げて磯の香り濃い越前仕立て汐雲丹は仕上がります。
8月の新物越前仕立て汐雲丹は磯の香りがとても濃いです。
汐雲丹は月がたつにつれ塩と雲丹が慣れてきて甘みが出てきます。その分磯の香りは隠れていくのですが8月の新物越前仕立て汐雲丹の磯の香りは絶品。
ぜひ皆様にもこの時期だけしか味わえない新物越前仕立て汐雲丹を美味しいお酒とともに、また熱々のご飯にのせてお楽しみ頂けましたら幸いです。
*******************************************
【2015年 新物_福井県産粒雲丹・国産粒雲丹・国産越前仕立て汐雲丹_の販売ご案内】
******************************************
天たつは2015年5月1日よりイタリア・ミラノにて開催されます「ミラノ万博_日本パビリオン企画_日本が誇る伝統食品」に「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」と「粉雲丹(こなうに)」を出展し、イタリアミラノにて展示試食を行います。
2015年5月1日よりイタリア・ミラノで開催されます「ミラノ万博」はこれまで万国博覧会として扱ったことのない「食」をテーマとした万博。
世界各国から食が集まり来場された方たちに披露する一大イベント。
このミラノ万博の日本パビリオンにて開催されます「本場の本物_世界に誇る日本の伝統食品」企画にて天たつの越前仕立て汐雲丹と粉雲丹の2品を展示、試食をさせていただきます。
現地ではわたくし天野準一が立ち、5月12日から16日の午前中世界の皆様に日本福井の伝統食品であります「越前仕立て汐雲丹」と汐雲丹から作るふりかけ「粉雲丹」を試食してもらいながら商品の説明や使い方などを資料、動画などを使って説明させていただきます。
今回ご紹介します「越前仕立て汐雲丹」は天たつが江戸時代(1800年代半ば)に考案したバフンウニに塩をふりかけ、水分を抜き凝縮熟成させる保存食です。
天たつ三代目当主天野五兵衛が当時の越前福井藩主松平治好(はるよし)公に「ウニを使った戦時などに携帯できる保存食を作るように」と言われ製法「塩蔵法」を開発したのが始まりで、以来福井の浜の海女さんや漁師たちに製法「塩蔵法」を伝え年貢として天たつが一手に集め、越前福井藩に納めておりました。
戦争などがない江戸時代でしたので、主に江戸幕府徳川家や各大名家、宮家への贈り物などに使われ「日本三大珍味の一つ」といわれるようになりました。
明治の時代(1800年代後半)より年貢として集めることもなくなり、天たつで小売りをするようになりました。
「粉雲丹」は「越前仕立て汐雲丹」を乾燥粉砕し作る雲丹のふりかけです。
天たつで販売を開始したのは2013年からになりますが、江戸の当時より「粉雲丹」という言葉はありました。
当時江戸まで木の桶に汐雲丹を入れて運んでいたのですがどうしても表面が乾いてしまいました。
贈り物には中心の柔らかい部分のみを差し上げて、固く乾燥した部分は粉にしてお刺身などにかけて食べたとのことでした。
越前仕立て汐雲丹、粉雲丹ともに磯の香りが大変濃く、旨味濃厚。
越前仕立て汐雲丹はご飯にのせても美味ですが、お酒とともに食べていただくと大変美味。
旨味と香りが大変芳醇なため少しの量でお酒が飲めることから、おなかにたまらないお酒の肴としてお使いいただけます。
粉雲丹は温かいご飯にふりかけていただいたり、パスタなどにかけていただいても美味。
濃いウニの風味と甘みが加わり、それだけでも十分美味い雲丹の一品となります。
今回世界の皆様にご紹介をする機会をいただいた天たつの「越前仕立て汐雲丹」「粉雲丹」を、皆様にもお試しいただけたらと思います。
向笠千恵子先生が書かれた福井の食文化を伝えられた本「和食は福井にあり」天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)を掲載いただきました。
この本の中に「福井には和食を彩るすべてのものがそろっている」とあり、そんな思いから著者である向笠千恵子先生がこの本を書かれていらっしゃいます。
福井の鯖街道の事、小鯛の笹漬けの事、越前蟹の事、米やお酒、北前船の昆布文化、越前焼きや越前塗の食器のことなど福井の食にまつわるさまざまな事が書かれていらっしゃいました。
その中で200年前からこの福井にあり、日本三大珍味の一つとして珍重されてきた越前仕立て汐雲丹について5ページにわたって掲載をいただきました。
この本を書かれるにあたって昨年の夏ごろ、ちょうど越前仕立て汐雲丹の原料でありますバフンウニ漁が最盛期のころに天たつに取材に来られました。
天たつの工場での汐雲丹つくりを見てもらい、なじみの三国の海女さんの家にも一緒に伺い浜の話をいろいろと聞いていらっしゃいました。
本でも少し触れていますが福井の海女さんは60歳で若手、70歳で中堅、80歳でぼちぼち引退。
知り合いの海女さんいわく、
「丘の上で足を引きずって歩いているばあちゃんも海の中に入るとスイスイと潜るんや」
とのこと。
60歳を過ぎた海女さんが80歳前の海女さんに海の中では勝てないそうです。
そんな海女さんたちが海に潜っては岩をおこし、岩の下にいるバフンウニをとり、浜で殻を割って塩を振り、浜風に当てて熟成させて作る越前仕立て汐雲丹。
江戸時代から何も変わらない作り方で作っていて、夏に海岸線を走っていると時折ガレージなどでバフンウニの殻を割って汐雲丹を作っている風景を見かけます。
200年間変わらない、福井の夏の風景。
もし夏に福井の海岸線を車で走る機会がありましたらぜひご覧いただけたらと思います。
「和食は福井にあり」はそんな福井の食の風景が見える本かと思います。
よろしければこちらもご覧いただけましたら幸いです。
天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)で作る雲丹ふりかけ「粉雲丹(こなうに)」がTBSで月曜から金曜の朝に放送されています情報番組「あさチャン」の企画「キテマスくん」でご紹介をいただきました。
昨日(2015年3月4日)「あさチャン」の企画「キテマスくん」でご紹介をいただきました天たつの粉雲丹は日本三大珍味の一つ「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」を乾燥し粉状にすりおろした汐雲丹の香りと旨味が大変に濃い雲丹ふりかけです。
ホカホカご飯にふりかけて食べていただくと、それはもう美味いです。
冷蔵庫で90日間日持ちがするため、思い立ったときにお使いいただけます。
ふりかけるだけでとても美味しい雲丹ご飯をお召し上がりいただける一品です。
この粉雲丹のパッケージはお使い時に使いやすいように、少しずつふりかけられる小さな穴のついた竹の筒に入っております。
竹筒は自立をする形になっていますので食卓に出してつどお使いいただくことができます。
また粉雲丹が出てくる小さな穴には木の栓がついていますので、たとえば外出先のお弁当に一緒に携帯することもできます。
元々保存食として作られた「越前仕立て汐雲丹」をさらに乾燥し作った「粉雲丹」ですので保存性は非常に高く、常温で1週間ほど持ち歩いても問題はありません。
冷蔵庫に入れられるタイミングに冷蔵庫に入れ保管をお願いいたします。
これまでお客様の中に粉雲丹を海外にお持ちいただいた方も多くいらっしゃいますが、粉雲丹は海外にお持ちになる場合でも品質的には問題なく携帯いただけます。
この粉雲丹、1g作るのにバフンウニを3個使います。
普通にかけますと大体1膳のご飯に対して1gほどふりかけていただくのですが、1膳のご飯にバフンウニ3個分のウニの旨味が凝縮します。
立ち上る湯気で徐々に水分を含み磯の香りが立ち上ってきます。
それがまたよい香りで。
ご飯ごと箸でとり頬張ると、雲丹の旨味が口の中に広がりご飯の甘みと相まって幸せなひと時を楽しんでいただける事と思います。
ぜひ皆様に「粉雲丹をふりかけたホカホカご飯」をお召し上がりいただきたいと思います。
「先日は素晴らしい講演を聞かせていただき、誠にありがとうございました。天野さまの話を聞いて仕事をすることの大切さや、他人と幸せを分け合うことの重要さを改めて感じることができました。父と母にそのことを話すと、二人とも笑顔を見せながら初めて天たつの汐雲丹(しおうに)を食べた時の感想を話してくれました。2年生での職業体験では天野さまのような志を持ってやってみたいと思います。」
先日福井市にあります春江中学校で「職業別選択講座」にて講師を務めさせていただき、生徒さん皆さんからお礼状をいただきました。
上に書いた文章はその中の一枚です。
お父さん、お母さんとおうちで講座の話をしてくれたこと、そしてご両親が天たつの汐雲丹の思い出を笑顔で話してくれたこと。
読ませていただき大変感慨深く、嬉しく思いました。
天たつの「越前仕立て汐雲丹」は約200年前に天たつ3代目天野五兵衛により開発され、現在までずっと福井に在る食べ物です。
県外で越前仕立て汐雲丹を販売している際に試食をしてもらうと、
「あっ、これ子供のころに食べたことある!」
と舌の記憶を思い出される方がいらっしゃいます。
200年もありますと、何世代にもわたって食べられているということになります。
私はずっと「お客さんの思い出を大切にしたい」と思っております。
ありきたりな言葉ですが、お客さんが食べられて何年後、何十年後にご自身のお子さん、お孫さんと話をする中に汐雲丹がある。
また、昔食べたことのある汐雲丹をふとした瞬間に想いだし、話の中に出てくる。
もちろんその会話は幸せな会話であってほしいです。
そのために天たつにできることは「味は常に美味しいこと」「在り続けること」「伝え続けること」かと思います。
今回生徒さんのお一人からいただいたお礼状の文章は、講師をしたお礼としては余りある私へのご褒美でした。
本当にありがとうございました。
交通新聞社様が発刊している旅の情報誌「北陸さんぽ」の3月1日発行号の企画「北陸3県の美酒・美肴」に天たつの「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」と「さばへしこ」を掲載いただきました。
こちら福井の美酒として南部酒造場さんの「花垣特選大吟醸」、黒龍酒造さんの「黒龍 逸品」、そしてエコファームみかたさんの「BAIJOレモングラス」「若狭美水」が掲載されていました。
どちらも良いお酒です。
南部酒造場さんには先日お伺いをし、南部社長にいろいろとお酒の話を聞かせていただきました。
その際にお酒の試飲もさせていただいたのですが、本当に美味しいお酒の数々。
今年の夏(2015年夏)には天たつのパンフレットにて南部社長との対談とともに南部酒造場さんの大変おいしい特別なお酒を扱わせていただきます。
ご期待いただけたらと思います。
福井のお酒と福井の肴は特別な関係です。
福井にしかないお酒、福井にしかない肴。
どこの土地に行ってもそうなのだと思うのですが土地のお酒と肴はとても相性が良いです。
それはそこにある土や水、人によってつくられてきたものだから。
福井にしかないものはなにか、と言われましたら私はこう思います。
福井で作られてきたお酒と肴が奏でるハーモニーである、と。
他にもたくさん福井にしかない良いものはありますが、私は特にこの「お酒と肴」が奏でるハーモニーというものがここにしかない大変良いものとして強く思います。
皆様にもこのハーモニーを味わっていただけたらとても嬉しく思います。
このたびのご掲載、誠にありがとうございました。
お客様から天たつの「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」を懐かしんでいただいた、大変うれしいお葉書をいただきました。
こちらにご紹介させていただきます。
「お休みの日はアンテナショップ(表参道)に行き買い物をしたり食事をしたりと福井の味を懐かしく味わっています。うに(汐雲丹)は天下一品ですね。今日はこれから仕事が入っているので冷蔵品は持ち歩きができなくて、又パンフレットをみて注文させて頂きます。」
本当にありがとうございます。
先日東京新宿京王百貨店の福井県物産展にてお買い求めいただいたお客様で、その際は雲丹豆、もみわかめ、の常温でお日持ちのする商品をお買いいただきました。
ぜひまたご自宅でのお食事や、お酒の席があるときなどに天たつの越前仕立て汐雲丹をお求めいただけましたら幸いでございます。
この越前仕立て汐雲丹は天たつが200年ほど前の江戸時代に製法「塩蔵法」を考案し、以来ずっと福井にある伝統保存食です。
江戸時代には浜の人たちの年貢として使われていたので一般の方の口に入ることはなく、明治の時代から小売りを始めて福井の皆さんに食べていただくようになりました。
それから150年ほどの間、福井の皆さんのお酒の肴として、またご飯のお供として食べられてきた越前仕立て汐雲丹。
こうして思い出の食として懐かしんでいただけるようこれからも守り伝えてまいります。
改めましてこのたびは本当に嬉しいお葉書をいただき誠にありがとうございます。
気持ちを引き締め今後とも精進してまいります。
1月5日に東京で、1月7日に大阪で開催されました料理王国様主催のイベント「新年シェフ交流会」に福井県の食材をご紹介するために参加をさせていただき、天たつの「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」「粉雲丹(こなうに)」「雲丹塩(うにしお)」「海老塩(えびしお)」をご紹介させていただきました。
この「新年シェフ交流会」は関東、近畿、そして日本全国から和、洋、中華などレストランのシェフの皆さんがシェフ同士の交流と他の方の技術を学びに集まる年に2回あるうちの1回目のイベントです。
東京、大阪会場合わせて200名弱のシェフの皆さんが一堂にあつまる大変にぎやかな会でした。
その中にはテレビで見るような有名なシェフの方も多く、お話をさせていただく中でとても勉強をさせていただきました。
商品をご紹介する中で人気があったのが雲丹塩と海老塩でした。
越前仕立て汐雲丹と粉雲丹も好評だったのですが、お店で使うには値段が少々高いということで、求めやすい価格で雲丹の旨味と磯の香りのする「雲丹塩」と甘海老ミソのコク深い「海老塩」が人気をいただいたようです。
どんなお料理に使えるかを聞いていますと、雲丹塩はパスタとからめたりソースを作るときの塩の代わりに使って磯の香りを加えるといった使い方をお聞きしました。
海老塩もやはりソースを作るときの隠し味としての使い方が多かったのですが、蒸した野菜に海老塩をかけて食べる、アイスに練りこんで海老のミソの風味のきいたスイーツを作る、といった声もお聞きしました。
さすがプロの料理人の方ばかりで私には想像もしないような使い方をいくつかお聞きすることができました。
本当に実りの多い2日間になりました。
一般のお客様にもそうですが、今回お会いしたような調理のプロの皆さんにもお使いいただけるような商品のご提案をしていきたいと思います。
このたびは本当にたくさん勉強をさせていただきまことにありがとうございました。
ちょっとしたお酒の席にちょうど良い(2.3人分)天たつのお酒の肴を少しずつ詰合せしました「ちょい飲み酒肴詰合せ」のご紹介です。
中に入ります「甘海老うに漬け」は福井で取れた甘海老を甘目に調味した日本三大珍味の一つ「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」に漬け込んだ贅沢なお酒の肴です。
「ふぐの子粕漬け」はふぐの卵巣を2年以上糠につけ毒を分解し他ものをさらに粕につけてマイルドな味わいにしたもの。「焼きへしこ」、「焼きいかへしこ」、は鯖、イカを1年間糠につけて発酵させ作る「へしこ」を切り身にし焼いたもの。塩辛さの中に深い旨味があります。
「いか黒作り」はイカの塩辛の中にイカの墨を入れコクのある塩辛に仕上げた北陸独特の塩辛です。「かに身ふりかけ」はズワイガニの身をほぐして味付けをし半乾燥させた珍味。
2,3人で食べるのにちょうど良い量かと思います。
どちらも袋をあけてそのままお酒の肴としてお召し上がりいただけます。
こちらの「ちょい飲み酒肴詰合せ」をレポートするためにお酒と一緒にいただきました
お酒は緑の一本義こと「一本義金印」。
勝山の酒造一本義久保本店の普通酒ではあるのですが、こちらでつくる燗酒はほっとするお味で大好きです。
お酒を温め、いざ酒の肴とご対面。
さすがに肴が6種あると迷うので絞りまして「甘海老うに漬け」「黒作り」「焼きいかへしこ」をいただきました。
甘海老うに漬けは甘海老の甘みがしっかりと残りつつ、汐雲丹の濃い旨味と磯の香りを併せ持ち口の中にぶわーっと旨味が広がります。
そこに熱いお酒を流し込むと、はぁー、美味い。
黒作りは口に入れた時の旨味とかみしめた時の旨味が違います。
口にいれたときは熟成した塩辛の塩辛さと旨味に加えてイカ墨のコクを感じます。
そして身をかみしめるとイカの甘みを感じる。
熟成させるために何日もおいているのにイカの甘みを感じる不思議。
そこにまた熱いお酒を流し込むと、やはり、美味い。
最後の焼きいかへしこ。
一年間糠につけて発酵させたその旨味は抜群です。
塩辛さもあるのですが、それよりもイカの旨味と発酵が醸す旨味で口の中によだれがあふれてくるのを感じます。
もぐもぐよく噛みしめたところで熱いお酒を流し込むと、最高に、美味い。
その夜は美味いお酒と肴のある土地に心より感謝いたしました。
皆様にもぜひ味わっていただけたらと思います。
2014年11月25日に発売されましたコミックゼノン1月号の中の漫画「おとりよせ王子」にて天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)をご紹介いただきました。
「おとりよせ王子」は主人公が日本各地にある美味しい食べ物をお取り寄せをするという漫画で、今回弊社天たつの越前仕立て汐雲丹をお取り寄せをしていただく、という話で掲載いただきました。
紙面での汐雲丹を食べた時の言い回しや感想がとっても素敵な文章で作っていただいており大変うれしく読ませていただきました。
また、定番のお酒の肴としての食べ方やご飯に乗せる食べ方のほかに、クラッカーに塗ったりお茶漬けにしたりとオリジナルで美味しい食べ方を掲載いただいており、それがまた美味しそうで私も個人的に試してみようと思いました。
「月刊コミックゼノン」を読まれている、これまで越前仕立て汐雲丹をご紹介ができなかった皆様にこうして汐雲丹をご紹介する機会をいただけて本当にうれしくありがたく思います。
ご興味をもたれてお取り寄せをいただいた皆様にこの「越前仕立て汐雲丹」を美味しくお召し上がりいただけますようこれからも精進してまいります。
日経BP様から出版されているキャリア女性に向けての情報誌「DAZZLE」に天たつの「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」を記事掲載いただきました。
まことにありがとうございます。
「DAZZLE」は日経メディカル、日経ビジネス、日経トップリーダーなどを定期購読されているキャリア女性を中心とした皆様に読まれている女性情報誌になります。
読ませていただきますと美しい宝石や時計、旅の話など男である私が読んでいてもワクワクする内容の本でした。
今回「冬のお取り寄せ」という企画の中で越前仕立て汐雲丹をご紹介いただきました。
天たつのほかにも美味しそうな鴨鍋や焼き海苔、国産ピクルス、などが掲載されておりとても魅力的な企画かと思います。
今回多くの皆様に天たつの汐雲丹を知っていただくきっかけをいただけたことに心より感謝を申し上げます。
私の目標は世界中の方に汐雲丹をお伝えすること。
そして願わくば「なにこれ、美味い!」という驚きと感動を感じてもらうこと。
今回こうして掲載いただけたことはわたくしの目標に一歩一歩近づける本当にありがたいもの。
今以上にたくさん喜んでいただける商売を、これからも目指していこと思います。
JAL(日本航空)のファーストクラス機内誌「AGORA」10月号の企画「愛しのローカルフード」に天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)をご掲載いただきました。
AGORAはJAL国際線のファーストクラス機内誌であり、JALカード会員最上クラスの皆様へ配られる会員誌でもあります。
世界の風景や見どころなどをご紹介されており、その中で日本の福井天たつで扱っている越前仕立て汐雲丹をご紹介いただきました。
今回の掲載に当たり、2日間にわたる取材をいただきました。
1日目は社長と私と、先方のディレクター、カメラマンで打ち合わせと前提知識の話し合いを行いました。
そして2日目に弊社工場でバフンウニを仕入れて越前仕立て汐雲丹を作る工程を見ていただきました。
越前仕立て汐雲丹(越前うに)はバフンウニの生ウニの部分の塩を振り、水分を抜いて味を凝縮し旨味を熟成させた江戸時代から福井に伝わる伝統保存食です。
江戸時代に天たつ3代目天野五兵衛が越前仕立て汐雲丹の製法「塩蔵法」を考案し、以来福井の浜の人たちに製法を伝え浜の人たちのお城におさめる年貢になり、当時は福井藩から江戸幕府、各藩の大名、宮家への贈物として使われていました。
今回の取材では越前仕立て汐雲丹の歴史的な話、製造工程、そして福井県庁の水産課職員さんにも立ち会っていただき福井のバフンウニの漁獲量の状況、海女さんの数、などの話も取材いただきました。
越前仕立て汐雲丹を通して、福井の風土を知っていただき実際福井に足を運んでいただけるきっかけになれたことが本当に嬉しく、ありがたく思います。
このたびのご掲載心より感謝申し上げます。
2014年9月11日の福井新聞に「塩うに高血圧抑制」というタイトルの記事が掲載されました。
若狭高校理数探究科の研究により血圧を下げる効果が塩うににあるという可能性を突き止め、県立大学海洋生物資源学部食品工学研究室の実験でもその作用が確認されました。
塩うにはアミノ酸を含んだ食品で、そのアミノ酸の結合により生まれる成分「ペプチド」に血圧を下げる効果があるようです。
生ウニの状態ではペプチドはあまり含まれていないのですが、塩うにに加工し熟成させることでペプチドが生まれて血圧の上昇を妨げるという実験結果でした。
県立大学の実験では血圧の高いラットへ抽出エキスを投与し実験を行った結果、生ウニや塩分の少ない熟成期間の短い塩うには4~6時間後に血圧が平均10mmHg下がったのに対し、塩を多く含み熟成期間を長く置いた塩うには4時間後に20mmHg下がりました。
この研究を進めていた若狭高校理数探究科の生徒さん二人は今結果を日本水産学会の高校生部門で発表し銅賞を受賞され、取材の際にも「地域の食である塩うにの高血圧抑制の結果で地域がさらに盛り上がってほしい」とのこと。
1年以上研究をつづけ得た成果だと思います。
本当におめでとうございます。
今回若狭高校理数探究科の塩うにの高血圧抑制効果実験にあたって天たつの越前仕立て汐雲丹(塩うに)を実験検体として提供させてもらいました。
天たつとしても今回若狭高校の生徒さんたちが見つけた塩うにの新たな価値を皆さんにお伝えしていけるよう精進しようと思います。
天たつで販売をしている「天たつ日本三大珍味詰合せ」は2014年夏季より販売を始めた手土産に人気の商品です。
日本三大珍味である「越前仕立て汐雲丹(えちぜんしたてしおうに)」「このわた」「カラスミ」が2人でお酒を楽しめるくらいの量ずつ詰合せになった商品で、今年の夏たくさんの方にご利用いただきました。
天たつでは日本三大珍味の一つである「越前仕立て汐雲丹」を江戸時代に考案しこれまで扱ってきました。
江戸時代には浜の人たちの年貢としてお城におさめており、他藩大名や徳川将軍家、宮家へのギフトとして使われていました。
越前仕立て汐雲丹はバフンウニの生ウニの部分に塩をふり水分を抜いて旨味を凝縮した保存食で、お酒の肴として、またご飯にのせて食べていただくと大変おいしいものです。
「コノワタ」も日本三大珍味の一つとして昭和の初めころから天たつで販売をしており、「天たつのこのわた」の味をお酒を好まれる皆様には楽しんでいただいています。
コノワタは旬の時期のナマコの腸を取り出して丁寧に真水で洗い、塩を振りかけて熟成をさせた食べもの。
磯の香りと濃い旨味が特徴でお酒を楽しまれる際にコノワタがあればどんどんお酒が飲めてしまう、というお酒の肴です。
そして「カラスミ」はご存じの方も多いかと思うのですがボラの卵巣に塩をふり脱水熟成させて作る高級珍味です。
一腹(カラスミを数える単位を「1腹、2腹・・」といいます)数万円もするもので、天たつの日本三大珍味詰合せにはカラスミのスライスを詰合せています。
そのままかじってお酒を飲まれても美味しいのですが、少し炙って食べていただくと香ばしさが増して大変おいしくなります。
キュウリのスライスや大根のスライスなどと合わせて食べても大変おいしい肴です。
この「日本三大珍味詰合せ」は少量ずつ詰合せてあるので2人程でお酒を楽しまれるのにちょうど良い量となります。
また、もう少し大人数で少しずつ味見をしてもらう「お試し」としてもお楽しみいただけるかと思います。
簡易箱に詰合せてあり包装までしてありますので、手土産としても喜んでいただける「天たつ日本三大珍味詰合せ」を、ご実家への手土産やあまり気を使わないギフトとしてどうぞご利用くださいませ。
TEL: 0776-22-1679
FAX: 0776-25-1865
天たつ 若女将天野雅代です
お気軽にお電話でもメールでもお問合せくださいませ
担当者よりご返信させていただきます