越前仕立て汐雲丹(越前塩うに)と雲丹塩をパスタに絡めて「冷製磯の香りペペロンチーノ」

天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)と雲丹塩(うにしお)を使って、ウニの美味しさとガーリックネギオイルの旨味が大変マッチした「冷製磯の香りペペロンチーノ」を作りました
天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)と雲丹塩(うにしお)を使って、ウニの美味しさとガーリックネギオイルの旨味が大変マッチした「冷製磯の香りペペロンチーノ」を作りました

先日天たつの「越前仕立て汐雲丹(えちぜんしたてしおうに)」と「雲丹塩(うにしお)」をつかったパスタ「冷製磯の香りペペロンチーノ」を作りました。

 

 

もともと越前仕立て汐雲丹はご飯にのせて食べたり、お酒の肴として食べることが多い食べ物。

 

 

この汐雲丹、そして雲丹塩はとっても磯の香りが濃く特徴的な旨味があるため、何か料理にできないかと考えて今回パスタを作ってみました。

 

 

「冷製磯の香りペペロンチーノ」は唐辛子を入れる代わりに汐雲丹を入れて、味付けのお塩を雲丹塩ですることでとても磯の香り濃いペペロンチーノに仕上がりました。

 

 

汐雲丹とパスタの、特にガーリックネギオイルとの相性はまさに抜群で、自画自賛になりますが大変美味しいパスタでした。

 

 

「冷製磯の香りペペロンチーノ」を作りたいという方はレシピが「天たつレシピブログ」にのっていますのでご覧頂けたらと思います。

 

 

 

越前仕立て汐雲丹(越前塩うに)はバフンウニの生ウニの部分に塩を振って水分を抜き凝縮させたウニの熟成保存食です。

 

江戸時代のころに天たつの三代目が考案し、以来浜の人達の年貢となってその当時御用商人をさせていただいていた天たつ(当時は天王屋という屋号でした)が一手にまとめ福井藩に納めておりました。

 

 

当時からお酒の肴として食べられており、もっぱら福井藩松平家から江戸の徳川家への贈物として、また他藩大名や宮家への贈物として使われていたそうです。

 

 

今回一緒に使いました雲丹塩は汐雲丹で作った調味料です。

 

塩の強い汐雲丹をつくり、バフンウニの生ウニの部分に塩を振ると出る液体「雲丹醤(うにひしお)」を乾燥させて、先ほどの塩の強い汐雲丹とあわせ、乾燥粉砕し作った調味料です。

 

こちらも磯の香りのするお塩で、今回の「冷製磯の香りペペロンチーノ」は越前仕立て汐雲丹、そして雲丹塩を使い磯の香りの濃いものに仕上げました。

 

 

もし贈り物などでいただいた汐雲丹が冷蔵庫などにずっと置いてある場合、今回のような「冷製磯の香りペペロンチーノ」を作られてはいかがでしょうか。

 

雲丹塩がない場合は通常のお塩で作っていただいても、汐雲丹だけでも磯の香りの濃い美味しいパスタに仕上がります。

 

 

汐雲丹を使った暑い夏におすすめの「冷製磯の香りペペロンチーノ」をぜひお試しいただけたらと思います。

 

 

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高島屋百貨店限定で販売している「干雲丹酒あらい」はこれまでにない雲丹の旨味を引き出しました

2014年夏に販売を開始しました「干雲丹酒あらい」は天たつの高級珍味「干雲丹」を福井の地酒蔵「一本義」のお酒にしたしては干し、を繰り返して作った新たなお酒の肴です。「干雲丹酒あらい」は高島屋様限定の商品となります。
2014年夏に販売を開始しました「干雲丹酒あらい」は天たつの高級珍味「干雲丹」を福井の地酒蔵「一本義」のお酒にしたしては干し、を繰り返して作った新たなお酒の肴です。「干雲丹酒あらい」は高島屋様限定の商品となります。

天たつが2014年夏に高島屋百貨店様限定で夏季限定販売をしております新商品「干雲丹酒あらい(ほしうにさけあらい)」は天たつの高級珍味「干雲丹(ほしうに)」を地酒蔵「一本義久保本店」のお酒に何度もしたしては干して旨味を凝縮させた他に無い旨味を持つお酒の肴です。

 

 

 

干雲丹酒あらいは昨年末から高島屋百貨店様と話しを進めていた商品で、出来上がるまでに半年ほど時間をかけ試行錯誤して作った新商品です。

 

 

「干雲丹」という商品はは3年前から天たつで販売をしているお酒の肴です。

この干雲丹は明治のころから浜の人たちが食べていた食。

 

当時はとれたばかりのバフンウニを海水を煮たたせてその中で殻ごと茹で上げ、中身のウニの部分を取り出して天日に当てて干して食べていました。

 

 

バフンウニの甘みと旨味が大変濃厚な食べ物で、日本酒にはもちろんワインやウイスキーなどにもよくあう肴です。

この干雲丹には逸話がありまして、戦時中贅沢品の製造が禁止されていく中で干雲丹も贅沢品である、ということで製造禁止の命令をいただきました。

 

以来3年前に製造を開始するまで口伝のみで伝えられていたというもので、幻の高級珍味とも呼ばれていました。

 

 

 

この干雲丹を福井の地酒蔵「一本義久保本店」の純米大吟醸酒「凜」と古酒「慕古」にしたしては干し、を繰り返してそれぞれのお酒の持つ旨味を干雲丹の中に浸みこませていきます。

 

旨味が芯までいきわたったところでしっとりとした状態まで干しあげて仕上げたのが「干雲丹酒あらい」。

 

 

この商品は「干雲丹酒あらい(凜)」と「干雲丹酒あらい(慕古)」の二種がセットになって入っています。

 

「干雲丹酒あらい(凜)」は干雲丹の濃厚な甘みと旨味を残しつつ、純米大吟醸酒「凜」の甘みと華やかな香りを感じていただけるものに。

 

「干雲丹酒あらい(慕古)」は干雲丹の旨味に熟成古酒の深い旨味と香りをまとい仕上がっております。

 

「干雲丹酒あらい」は高島屋百貨店様限定での販売となっており、天たつ片町本店、天たつ福井駅プリズム福井店での販売はしておりませんので、ご入用の際はもよりの高島屋百貨店様か高島屋オンライン販売にてお買い求めいただけましたら幸いでございます。

 

 

 

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今夏(2014年度)も干雲丹の販売を限定数にてはじめました

天たつの干雲丹は戦時中製造禁止命令を受けて以来近年まで作られることの無かった幻の高級酒肴です
天たつの干雲丹は戦時中製造禁止命令を受けて以来近年まで作られることの無かった幻の高級酒肴です

今夏(2014年度)も天たつ干雲丹(ほしうに)の販売が始まりましたのでご案内をいたします。

 

 

天たつが夏の期間(例年7月初旬から販売で今年は各100個限定となります)だけ販売する高級酒肴があります。

それが本日ご紹介します「干雲丹」です。

 

 

 

もともと干雲丹は福井の浜で食べられていたバフンウニの食べ方の一つ。

その昔浜の人たちはバフンウニを殻ごと海水で茹でて、殻からウニの部分を取り出し天日で干して作りそれをお酒の肴などで食べていました。

 

しかし、干雲丹は戦時中贅沢品を排除していく世の流れの中で贅沢品という指定を受けて製造禁止命令を受け、以来製造されずにおりました。

 

数年前に、天たつに口伝にて残っていた製法を復活させ販売を始めました。

 

現在この「干雲丹」を作って販売しているのは天たつだけです。

 

 

昔ながらの製法で作りますと、しっかりと干しあげて乾燥したものをカリカリと食べるものでしたが、天たつで販売している干雲丹は今の方の口に合うように少し水分を残したしっとりとした状態で仕上げています。

 

 

形状はバフンウニの生ウニ(生殖巣)の形のままで干しあげており口の中に含みますとホロホロと崩れていく感じ。

 

バフンウニの持つ濃厚な旨味が際立ちます。

口に入れてかみしめるごとにコクのある濃い旨味が口の中に広がります。

 

 

最後に口の中に広がるのは爽やかな磯の香り。

それと共に冷たい日本酒やワインをお召し上がりいただくことをお勧めします。

 

 

日本酒はもちろん大変良くあいますが、ワインや洋酒との相性もとても良く、いろいろなお酒のシーンでお楽しみいただけるかと思います。

 

 

御中元で、お酒の好きな、お世話になった方への贈物にお使いいただくときっと喜んでいただけるかと思います。

またご自宅に友人や知人など人が集まるときのお酒の肴にお使いいただいても皆様にご満足いただけるかと思います。

 

暑いこの時期、バフンウニがとれるこの時期だけ作る「干雲丹」を贈り物に、またご自宅にてキリッと冷やした冷酒やワインと共にご賞味くださいませ。

夏のお酒の席をお楽しみいただくお手伝いができたら大変うれしく思います。

 

 

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