福井の越前海岸では菅藻(すがも)の取れる時期になりました。
昨日は海岸線を車で走り、菅藻をとっている海女さんの家まで仕入れに行ってきました。
この方、大変きれいな仕事をされる方で天然わかめなどでも毎年お世話になっている海女さん。
天たつの大切なパートナーです。
海藻は本当に丁寧に洗ってチェックをしないとどうしても砂がついてたり岩の破片がついていたりで口に入れた時に「ガジッ」と噛んでしまうことがあります。
しかし、この海女さんのきれいにしてくれる海藻は「ガジッ」がまったくありません。
それもそのはず、何人もの海女さん仲間と半日ほどかけて海藻をきれいにしているんです。
本当に骨の折れる神経を使う仕事なのですが、いつもきれいにして出してくれる海女さんに心より感謝しています。
さて、話はそれましたが毎年4月頃に販売を開始します「菅藻(すがも)」が今年も取れ始めました。
例年より少し早いでしょうか。
菅藻の生育も良いみたいで、例年好評ですぐになくなってしまう菅藻ですが、今年はたくさんの方に食べていただけそうです。
福井の初夏の香り天たつの「菅藻(すがも)」をどうぞギフトとして、またご自宅で酒の肴やご飯かけてお楽しみくださいませ。
日本三大珍味の一つ越前の汐うに。
汐うには200年ほど前に天たつの三代目によって考案された製法「塩蔵法」で作るバフンウニを使った高級珍味です。
この汐うにはご飯にのせても美味しいのですが、お酒を飲まれる方にはぜひ酒の肴としてお召し上がりいただきたい逸品。
それではこの汐うにに合うお酒は何か、というふうにお酒が好きな方は考えられると思います。
個人的な結論は、お好きなお酒と合わせていただくのが一番美味しくお召いただけるかと思います。
辛口が好きな方は辛口のお酒と、甘口のお酒が好きなかたは甘口のお酒と。
ギフトとしてお使いいただく時に先様のお好きなお酒がわからないときのために弊社では汐うににあわせて作ったお酒というものも販売しております。
こちらは三年物の純米大吟醸酒と今年物の純米吟醸酒を合わせて仕込んでおり、辛口ですっきりとしているのですが香り芳醇で酸味も程よく、当たり前ですがお酒だけで飲んでも大変美味しいお酒に仕上がっております。
汐うにと合わせていただきますと一段と美味しくお召いただけますよう、福井の酒蔵で丁寧に作らせていただいております。
黒作りとはイカの塩辛にイカ墨を入れた塩から好きにはたまらない塩辛です。
通常のイカの塩辛は「白作り」という名前で冬季限定で販売しております。
この白作りにイカ墨を入れ熟成させて出来上がるのがこの黒作りになります。
初めて見る方は、
「これはなんだろう?」
と思うようで、必ず聞いてこられます。
見た目には食品として決して良いとは言えない黒作りですが、味はイカ塩辛の旨味にイカ墨のコクを加えて濃厚な旨味を醸し出す酒の肴には最高の食べ物です。
私は小さいころから黒作りを見てきて、ご飯のおかずとして食べてきておりますので、ご飯にのせて食べるのも好きです。
ご飯が黒くなってしまいますが、これもまた美味です。
そのままお酒の肴として食るのも美味しいのですが、お料理の調味料として使われても良いこの黒作り。
野菜炒めやもやし炒めに野菜と絡めるようにフライパンでいためて食べると美味しいイカ墨入り海鮮野菜炒めの出来上がりです。
パスタとの相性も良く、茹で上げのパスタをフライパンにとりオリーブオイルをたらして黒作りをいれ軽く炒めるだけで美味しいイカ墨パスタの完成です。
いろいろな使い方のできる黒作りは北陸の伝統食の一つ。
全国の皆様に知っていただきたい大変美味しい地方の食になります。
お酒が好きなあの方へのギフトにいかがでしょうか。
余ったらお料理にお使いいただけるようお話をいただきますと奥様にも喜んでいただけるかと思います。
天たつギフトの送料とお届けまでの期間のご案内です。
天たつでお買い物いただいてお送りになる場合の商品送料は福井県外全国一律800円となります。
福井県内は600円となります。
配送業者はヤマト宅急便さんになり、丁寧にお客様、先様のお手元にお届けいただくようお願いしております。
一昨年までは全国それぞれの配送料をいただいていたのですがご利用いただくお客様にとても、そして我々にとってもとても分かりにくいということで一律料金に変更させていただきました。
それまではお客様からお電話などで、
「ここに送りたいんだけどいくらかかるだろう。」
といったお問合せをいただいていたお手間もかけていただかなくてよくなりました。
ちなみに社内でも、
「この地域のおとどけはいくらだろう?」
といった細かな調べものがなくなり重宝しております。
お届けまでの期間ですが本州内ですとだいたい発送した翌日にはお届けできます(一部時間指定のできない地域もございます)。
九州、北海道で2日、離島ですと3日前後いただくことになります。
ただし、ご注文の重なりやすい6月~8月、11月、12月はご注文いただいてから発送をするのに数日いただく場合もありますのでお届け希望のお日にちがある場合は余裕をもってご注文いただけますと大変ありがたく思います。
皆様にご満足いただき、そして贈られた先様にも喜んでけると天たつ一同とてもうれしく思います。
今週で3月も終わりです。
先日正月を迎えたばかりのような気がしていましたがもう春なんですね。
今年は桜の開花も早いようで福井市片町にある錦公園では気の早い桜が花を開いていました。
あとひと月もしますと新物もみわかめの時期が来ます。
天たつで販売していますもみわかめ(揉み若芽)は福井の伝統的な食の一つ。
昔から福井の家庭ではご飯にふりかけて食べられています。
一昔前は海女さんが自分でとった若芽を干し、もみほぐして一升瓶に入れて販売していました。
一升瓶に入れてあるもみわかめというのは昔から湿気を防ぐための知恵から出たものだったのですが、いつしかもみわかめの代名詞のようになっています。
天たつも時期になると天然物のもみわかめは一升瓶ではないですがもう少し小さな瓶に入れて販売します。
通年で販売しているのは袋に入った天然と養殖のブレンドもみわかめになります。
最近は海のものが少なくなり、例外ではなくわかめも取れなくなってきています。
昔は福井市の中心部まで海女さんが行商に歩いてきていたものですが、最近はとんと少なくなりました。
たまに行商の海女さんを見かけると何となく嬉しくなります。
海女さんの行商は福井の昔からの風景なのです。
5月になりますと新物の天然もみわかめの販売が始まります。
その時までもう少しお待ちくださいませ。
今日の福井はくもり空。
気温は春めいてきました。
この時期は毎年ワクワクします。
今日は天たつの隠れたロングセラー「雲丹豆(うにまめ)」をご紹介します。
この雲丹豆は昭和の初期ごろに販売を開始し、以来80年間隠れた人気の商品です。
特徴はそら豆の甘みとほのかなウニの磯の香。
お菓子として食べても美味しいですし、お酒やビールのおつまみとして食べても大変美味です。
長く販売していることもありたくさんの方から人気をいただいているこの商品。
先日もお客様から、
「雲丹豆を美味しくいただいているのですが、もっと内容量の多いパックは無いの?」
というご連絡をいただきました。
実は今は80g入り小袋と45g入りミニ袋の2種類を販売しているのですが、以前は160g入り大袋という商品を販売しておりました。
時代の流れでお客様の嗜好が「美味しいものを少しだけ」という風に変化してきたこともあり、数年前に大袋は販売をやめておりました。
今回ご要望に応じて(数量限定ではありますが)東京日本橋高島屋にて4/9~4/15で出店します味百選催事のときに販売をさせていただきます。
天たつの雲丹豆を好きだと言ってくださる方のお声は本当にうれしいもの。お答えできて嬉しく思います。
雲丹豆は天たつお勧めの商品。
ご自宅用に、ギフトとして、たくさんの方に味わっていただけましたら幸せです。
今朝も福井県三国町安島よりあおさが届きました。
海藻「あおさ」もそろそろ終盤戦ですがこの時期にこれだけとれるのは珍しいです。
これでまたたくさんの方に福井の季節の香りをお届けすることができます。
三国の安島でとれるアオサは数も少なくとても全国の方にお届けできるような量はとることができません。
しかし福井の季節を感じる香りをお届けするのも天たつの仕事です。
今回三国の海女さんと話をし、
「とれるだけ」
という約束で販売をすることができました。
福井でとれる海の幸、山の幸はたくさんあります。
どれも魅力的なものばかり。
その一つ一つを全国の皆さんにお知らせするのはこれまでできていなかったのですが、とても大切な事だと思います。
それは福井に住む私たちにも、県外に住む福井ゆかりの方にも、これから福井を知っていかれる方にも。
天たつがこの「あおさ」をとおしてたくさんの皆様に福井の旬の香りをお届けし、ご自宅用やギフトとしてお使いいただき新しい「美味しさ」を見つけていただけましたら大変うれしく思います。
おはようございます。
本日、大阪高島屋さんで開催しています福井県物産展も最終日となりました。
今回もたくさんの方とお会いできて、たくさんのお話ができました。
今日はさらに張り切って、たくさんの方とお話ができるように皆さんをお迎えしようと思います。
写真は物産展の店頭の様子です。
写真にもありますように天たつの看板には「御雲丹(おんうに)」とかかれてあります。
天たつ店内にもこういった暖簾や置物がいくつかあります。
なぜ汐雲丹(しおうに)に「御」をつけるのか。
これには訳があります。
天たつは江戸時代に越前福井藩の御用商人をさせていただいておりました。
その頃は浜で造った汐うにを一手に集め、お城へと納めておりました。
当時汐雲丹は「年貢」でした。
基本的に一般の方の口に入る事はなく、お城へおさめる商品、仕事自体をお城と同様に大切な事、物ということで「御」をつけておりました。
お城に納める大切な汐雲丹は「御雲丹」、お城へ商品を運ぶ仕事は「御用商人」となったわけです。
おはようございます。
本日大阪高島屋さんで開催しております福井県物産展の3日目になります。
昨日もたくさんのお客様にご来場をいただきました。
今回の6日間で目標としていますのが、皆さんと話をさせてもらう事。
昨日もいろいろなお話を聞かせていただき、私の話もさせていただきました。
今日もたくさんの方と出会える事が大変楽しみです。
さて、今回の物産展の中でも販売しております「甘えび昆布〆」について今日は書かせていただきます。
天たつの甘えび昆布〆は福井県越前港もしくは三国港でとれた甘えびをむき身にし、昆布で〆た状態で木の樽に入れた物になります。
TEL: 0776-22-1679
FAX: 0776-25-1865
天たつ 若女将天野雅代です
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担当者よりご返信させていただきます