今月販売を開始しました「新物もみわかめ」を使って初夏に美味しい「もみわかめとキャベツとラディッシュの和風ごまサラダ」を作りました。
ご興味ある方は作り方を天たつレシピブログに書きましたのでぜひご覧ください。
もみわかめは例年5月に新物の販売を始めます。
一年を通して販売はしているのですが、今の新物もみわかめが一番香りのよい時期。
季節のお勧めの一品です。
そもそも「もみわかめ」とは何かといいますと、ワカメを乾燥させて手で揉みくずして作った「わかめふりかけ」です。
熱々のご飯に振り掛けて食べていただくと爽やかな磯の香りが大変美味しい一品。
昔から福井の海では若芽がよくとれていました。
海女さんは4月の終わりころから海に潜ってはワカメの中でも葉の薄い大きくなりきる前のワカメを刈り取っては岸にあげます。
そのワカメを網の上にひろげて板状に天日にて干しあげます。
(現在は天日と機械乾燥と両方行います)
カラカラに干し上がった板状のワカメを「板わかめ」といいこれも昔から福井で食べられているのですが、少し火で炙りご飯にもみかけて食べると大変美味なものです。
この板状に干しあがったワカメを海女さんたちが手で揉みほぐしてお酒の空いた一升瓶に入れ、ご飯に振り掛けて食べていたのが「もみわかめ」の始まりです。
今では一升瓶に入っている揉みワカメも、家族の少人数化など家庭で使う量が減ってきたこともありあまり見かけなくなりましたが、名残で天たつでも天然もみわかめはビンの容器に入れて販売をしています。
乾燥ワカメといいますとおみそ汁などに入れるお湯で戻すタイプの乾燥ワカメを想像される方もいらっしゃるかと思います。
もみわかめに使うワカメはお湯で戻すタイプの乾燥ワカメに使う若芽と比べて大変葉が薄いです。
ご飯にかけた時の「パリパリ」という食感のためにわざと葉が薄い幼い若芽を刈り取って使います。
さらに、もみわかめには「パリパリ」とした食感を楽しんでいただくためにワカメの「クキ」の部分も使っておりません。
幼いワカメの薄い葉の部分だけで作るもみわかめは口に入れますとパリパリとした後は口の中ですっとなくなるような心地よい食感をお楽しみいただけます。
今回お知らせしましたようにサラダに仕立てても、もちろんご飯にかけて食べていただいても美味しい新物のもみわかめ。
新物のこの季節にどうぞお楽しみいただけたらと思います。
福井の海でとれる赤甘鯛は非常に味がよく「若狭ぐじ」と呼ばれ奈良時代のころから京都や大阪などで大変重宝されていました。
初夏から秋ころにかけてとれる若狭ぐじ。
若狭ぐじはちょうど今初物の季節で身も締まり旨味濃くなっております。
今回「若狭ぐじ昆布〆」「若狭ぐじ塩釜焼き」として皆様にお楽しみいただけますよう仕込みました。
若狭ぐじ昆布〆のご説明をいたします。
まず新鮮な若狭ぐじを丁寧にうろこと皮をひき、骨を取り除きます。
若狭ぐじは骨が細かく、固いのが特徴。
この骨が口に入ると大変なので、身ごと骨を包丁でそいでしまわねばなりません。
そして一口大に切った若狭ぐじの切り身を北海道でとれる厚みのある上等な昆布で軽く〆て木樽に詰めます。
昆布の〆加減も大変気を使います。
昆布の味が入りすぎてもだめ。
薄すぎてもだめ。
甘鯛の身の旨味、甘味を感じられ、昆布の旨味も感じられる、その漬け加減でなければいけません。
天たつの甘鯛昆布〆の食べ方で、私のお勧めはお醤油を付けずにワサビだけ付けて食べることをお勧めします。
最高のお酒の肴になります。
この若狭ぐじ昆布〆はご注文をいただいてから若狭ぐじを開き仕込むため、通常ご注文をいただいてからお渡しまで数日時間をいただきます。
賞味期限も4日と短く美味しい時間はほんの少ししかありませんが、本当に美味しいものをお送りできますよう心がけます。
ご自宅に、先様のお宅にお届けしたその日、もしくは翌日くらいに食べていただき福井の若狭ぐじの本当に美味しい味をお楽しみいただけましたらとても嬉しく思います。
今の時期、初物という事で若狭ぐじのとれる量がまだ安定しておらず天気などによっては1週間から10日ほどお時間をいただく場合もございますが、美味しい若狭ぐじ昆布〆をお届けさせていただきますのでなにとぞご了承いただけたらと思います。
2014年も福井県産「天然新物板わかめ」、が天たつに入荷いたしましたのでご案内いたします。
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【新物入荷しました! 天然板わかめのご案内】
新物 天然板わかめ 1枚 650円(税別)
新物 天然板わかめ 3枚 2150円(税別)
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例年5月の初旬にはお知らせをしてきたこの新物板わかめ。
先月海女さんと話していた時には、
「今年はワカメの成長が早い」
といわれており、いつもより早くお知らせできるかと思っていたのですがなかなかもみわかめの量がそろわず例年並みかややご連絡が遅くなってしまいました。
とはいえ、今年も板わかめ、もみわかめ、ともに抜群に良いです。
香りといい、葉の薄さからくる「パリッ」とした食感といい、口に入れた瞬間口の中でふわっとほどけて鼻の奥に広がる豊潤な磯の香りといい、この時期の天然板わかめは本当に美味しいと思います。
ご存知の方も多いのかと思いますが食べ方はご飯にのせて食べるのがお勧めです。
天然板わかめはかるく火で炙ると鮮やかな緑色にかわり、香ばしさと磯の香りがまじったなんとも言えない食欲を掻き立てる香りがいたします。
香ばしく炙ったところでご飯の上で手で揉みながらふりかけお召し上がりください。
この時期だけの香ばしい磯の香りをまとった「わかめご飯」をお楽しみいただけます。
福井では昔から「板わかめ」を食べてきました。
板わかめは福井の食卓に今でもある食文化なのです。
ただ天然のワカメのとれる量も限られているため、例年だいたい夏頃には商品がなくなり販売を終了しております。
年で一番香りのよいこの時期に天然板わかめをぜひお買い求めいただき、初夏の香りをお楽しみいただけたらと思います。
先日天たつの蟹の華を使い「蟹とタケノコのトマトクリームパスタ」を作りました。
ふと思い立ち作ってみたのですが、これが意外と楽しくなかなかクセになりそうな予感がします。
「蟹とタケノコのトマトクリームパスタ」の作り方は天たつレシピブログに掲載いたしますのでもしよろしければご覧になってください。
天たつの蟹の華はズワイガニの剥いた身をほぐして乾燥させた珍味です。
そのまま食べて頂いても良く、かみしめるたびに蟹の甘みを感じていただけるもので、お酒を飲みながら食べていただくと大変おいしいお酒の肴になります。
また寒い時期などは熱めに燗をしたお酒に少し入れて「蟹酒」にして飲むとまた格別なうまさに。
こちらもお勧めです。
この蟹の華乾燥しているので水分を含んで戻るときにとても良い蟹のおダシが出ます。
商品の袋の中にも蟹の華を使った蟹雑炊やカニご飯のレシピが書いてあります。
蟹の華で作る蟹雑炊は大変お勧め。
雑炊を作るときに一緒に蟹の華を入れてしばらくグツグツと煮込んでいただくだけなのですが、蟹の風味と旨味が雑炊全体に行きわたりとっても上品で美味しい雑炊に仕上がります。
私の家族が風邪をひいて食欲がないとき等によく作るのですがとても好評です。
それ以外に野菜の煮ものに入れていただいたり、餡かけの餡を作るときに蟹の華を入れてもらっても蟹の風味がきき美味しく仕上がります。
今回の「蟹とタケノコのトマトクリームパスタ」は通常茹でた蟹の身を使って作るパスタ料理なのですが、蟹の華で作ったらどうなるかと思い作ってみました。
結果お出汁がとても出ており、蟹の風味は茹で蟹を使うよりも断然ありました。
乾燥することで風味と旨味が増す物は他にもアワビやナマコなどがありますがどれも高級食材として使われているものばかり。
今回の蟹の華もそれらに負けない旨味をひき出しているかと思います。
蟹の華は洋食、和食問わずいろいろなお料理に使える商品かと思います。
また料理を作りましたらご案内させていただきますのでよろしければご覧くださいませ。
TEL: 0776-22-1679
FAX: 0776-25-1865
天たつ 若女将天野雅代です
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