向笠千恵子先生が書かれた福井の食文化を伝えられた本「和食は福井にあり」天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)を掲載いただきました。
この本の中に「福井には和食を彩るすべてのものがそろっている」とあり、そんな思いから著者である向笠千恵子先生がこの本を書かれていらっしゃいます。
福井の鯖街道の事、小鯛の笹漬けの事、越前蟹の事、米やお酒、北前船の昆布文化、越前焼きや越前塗の食器のことなど福井の食にまつわるさまざまな事が書かれていらっしゃいました。
その中で200年前からこの福井にあり、日本三大珍味の一つとして珍重されてきた越前仕立て汐雲丹について5ページにわたって掲載をいただきました。
この本を書かれるにあたって昨年の夏ごろ、ちょうど越前仕立て汐雲丹の原料でありますバフンウニ漁が最盛期のころに天たつに取材に来られました。
天たつの工場での汐雲丹つくりを見てもらい、なじみの三国の海女さんの家にも一緒に伺い浜の話をいろいろと聞いていらっしゃいました。
本でも少し触れていますが福井の海女さんは60歳で若手、70歳で中堅、80歳でぼちぼち引退。
知り合いの海女さんいわく、
「丘の上で足を引きずって歩いているばあちゃんも海の中に入るとスイスイと潜るんや」
とのこと。
60歳を過ぎた海女さんが80歳前の海女さんに海の中では勝てないそうです。
そんな海女さんたちが海に潜っては岩をおこし、岩の下にいるバフンウニをとり、浜で殻を割って塩を振り、浜風に当てて熟成させて作る越前仕立て汐雲丹。
江戸時代から何も変わらない作り方で作っていて、夏に海岸線を走っていると時折ガレージなどでバフンウニの殻を割って汐雲丹を作っている風景を見かけます。
200年間変わらない、福井の夏の風景。
もし夏に福井の海岸線を車で走る機会がありましたらぜひご覧いただけたらと思います。
「和食は福井にあり」はそんな福井の食の風景が見える本かと思います。
よろしければこちらもご覧いただけましたら幸いです。
天たつの越前仕立て汐雲丹(しおうに)で作る雲丹ふりかけ「粉雲丹(こなうに)」がTBSで月曜から金曜の朝に放送されています情報番組「あさチャン」の企画「キテマスくん」でご紹介をいただきました。
昨日(2015年3月4日)「あさチャン」の企画「キテマスくん」でご紹介をいただきました天たつの粉雲丹は日本三大珍味の一つ「越前仕立て汐雲丹(しおうに)」を乾燥し粉状にすりおろした汐雲丹の香りと旨味が大変に濃い雲丹ふりかけです。
ホカホカご飯にふりかけて食べていただくと、それはもう美味いです。
冷蔵庫で90日間日持ちがするため、思い立ったときにお使いいただけます。
ふりかけるだけでとても美味しい雲丹ご飯をお召し上がりいただける一品です。
この粉雲丹のパッケージはお使い時に使いやすいように、少しずつふりかけられる小さな穴のついた竹の筒に入っております。
竹筒は自立をする形になっていますので食卓に出してつどお使いいただくことができます。
また粉雲丹が出てくる小さな穴には木の栓がついていますので、たとえば外出先のお弁当に一緒に携帯することもできます。
元々保存食として作られた「越前仕立て汐雲丹」をさらに乾燥し作った「粉雲丹」ですので保存性は非常に高く、常温で1週間ほど持ち歩いても問題はありません。
冷蔵庫に入れられるタイミングに冷蔵庫に入れ保管をお願いいたします。
これまでお客様の中に粉雲丹を海外にお持ちいただいた方も多くいらっしゃいますが、粉雲丹は海外にお持ちになる場合でも品質的には問題なく携帯いただけます。
この粉雲丹、1g作るのにバフンウニを3個使います。
普通にかけますと大体1膳のご飯に対して1gほどふりかけていただくのですが、1膳のご飯にバフンウニ3個分のウニの旨味が凝縮します。
立ち上る湯気で徐々に水分を含み磯の香りが立ち上ってきます。
それがまたよい香りで。
ご飯ごと箸でとり頬張ると、雲丹の旨味が口の中に広がりご飯の甘みと相まって幸せなひと時を楽しんでいただける事と思います。
ぜひ皆様に「粉雲丹をふりかけたホカホカご飯」をお召し上がりいただきたいと思います。
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FAX: 0776-25-1865
天たつ 若女将天野雅代です
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