大変お待たせいたしましたが、2015年度天たつの新物_国産粒雲丹(つぶうに)_の販売を開始いたします。
例年8月初旬頃に新物国産_粒雲丹(つぶうに)_の販売を開始しているのですが、今年は雨などが重なり販売開始の時期が遅くなってしまいました。
お待たせいたしましたことお詫び申し上げます。
粒雲丹は1年間で8月しか販売をしない天たつの限定品で、通年で販売しています越前仕立て汐雲丹(しおうに)と比べますと塩が薄く、より甘みをお楽しみいただける贅沢なバフンウニの一品です。
そして形状も越前仕立て汐雲丹が練りこんでペースト状になっているのに対して、粒雲丹はバフンウニの生うにの部分(生殖巣)の形をある程度残した形状となっています。
塩気が薄いこと、そして粒粒の形のままであるので空気に触れる面積が大きく越前仕立て汐雲丹に比べていたみやすい、などのため夏の一時期だけ販売し、あとは練りこみ越前仕立て汐雲丹と合わせてしまいます。
粒雲丹は8月のこの時期、天たつ一番のお勧めの品となりますので、ご家族であつまるお酒の席に、また贈り物にお使いいただけましたら嬉しく思います。
2015年も天たつの新物越前仕立て汐雲丹(しおうに)の販売が本日8月3日より開始となります。
毎年福井では7月21日からお盆までの一か月間だけ越前仕立て汐雲丹の原料バフンウニをとっても良く、海女たちが海に潜りバフンウニをとります。
福井の汐雲丹つくりは家族みなでおこないます。
まず朝早くから海に潜りバフンウニをとります。
そして昼前には海から上がり、バフンウニの殻を割って中の生ウニの部分_生殖巣せいしょくそう_を取り出します。
殻を割る道具はナタとまな板を1つにしたような独特の道具を使い、身を傷つけないように丁寧に殻を割ります。
割ったそばから別の人が生うにの部分を小さいスプーンのようなもので取り出し集めます。
昔から取り出した生ウニは大きなあわびの貝殻に集めます。
最近はプラスチック製のざるに集める方も多いですが、今でも伝統的なあわびの貝殻に集める方は多くいます。
あわびの貝殻をなぜ使うのかといいますと、あわびの貝殻には穴があいており、ウニの水気を切るのにちょうどよい器になるためでした。昔からの海女漁師の知恵です。
次の作業は塩ふりです。
雲丹ゴザと呼ばれる手幅いっぱいくらいの目の粗い小さなゴザの上に塩を均等に敷いて、生うにを並べ、その上からさらに塩をふりかけます。
こうして一晩浜風に当てて熟成をさせながら水分を抜き、樽に抑え込みながら練り上げて磯の香り濃い越前仕立て汐雲丹は仕上がります。
8月の新物越前仕立て汐雲丹は磯の香りがとても濃いです。
汐雲丹は月がたつにつれ塩と雲丹が慣れてきて甘みが出てきます。その分磯の香りは隠れていくのですが8月の新物越前仕立て汐雲丹の磯の香りは絶品。
ぜひ皆様にもこの時期だけしか味わえない新物越前仕立て汐雲丹を美味しいお酒とともに、また熱々のご飯にのせてお楽しみ頂けましたら幸いです。
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【2015年 新物_福井県産粒雲丹・国産粒雲丹・国産越前仕立て汐雲丹_の販売ご案内】
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天たつ 若女将天野雅代です
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