新物ばちこ、天たつにて販売開始です

 

 

寒の時期にとれるナマコから取り出した卵巣を干しあげて作る高級珍味「ばちこ」が、この時期干し上がり、天たつでは新物バチコとして販売を開始いたしました。

 

ばちこは干クチコとも呼ばれることのある、高級珍味です。

薄い三角形の板状の形をしており、ちぎって口に入れて、かみしめるほどに濃厚なうまみが口の中にあふれる珍しく、そして贅沢な一品です。

手のひらより少し余るくらいの大きさのバチコですが、この一枚を作るのに十数匹のナマコからとれる卵巣を集めて干しあげます。

 

紐に卵巣をかけて、寒風にあてながら1週間ほどかけて干しあげていくのですが、出来上がった形が三味線のばちのような形をしているのでバチコという名前で呼ばれるようになりました。

 

食べ方は、そのままちぎりながらお酒の肴に食べてもよいのですが、少しだけあぶると香ばしく風味も増してより美味。

ただ塩水で洗い干しただけなのですが、不思議なほどの濃厚な旨味を持つ一品です。

桜の咲くこれからの時期に、花見酒の肴にお楽しみいただけたら嬉しく思います。